ロスト・イン・トランスレーション
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ビル・マーレイ 他
東京を舞台に2人の男女の孤独感、心の動きを美しい映像と共に描いた作品。
特に大事件がおこるわけでもなく、ただただ少ない会話の中で静かに物語が進んでいく。
田舎で育った私には描き出される東京が「そんな感じだなぁ」。
外国映画にありがちな、オーバーな日本人の描写もないように思う。
映像も綺麗で、スッと入り込める。
親元を離れ、知らない土地で一人暮らしをはじめた頃の孤独感。
街の中にいるのに「自分はどこにいるのだろう?」という感覚。
ふわふわと漂うような、何ともいえない、とらえようのない・・・。
それは今でも通じるものがあって、空虚感というか時に感じる切なさ。
そういう感情を重ねながら見ていた。
日本独特の情緒、のようなものが2人の心のゆれを際立たせていたように思う。
自分が日本人であることで、外国人とはまた違った見方をしているかもしれない。
ゆっくり静かに考えながら見ることができる映画だった。
音楽もとてもよく、サウンドトラックが欲しくなりました。
⇒ 愛 (11/22)
⇒ のんこ (06/10)
⇒ マキュ (06/06)
⇒ のんこ (04/14)
⇒ マキュ (04/13)
⇒ のんこ (03/27)
⇒ 框 (03/23)
⇒ のんこ (01/13)
⇒ マキュ (12/12)
⇒ のんこ (07/25)